【2016年】リストラ人数最多企業ランキング【東芝超大規模リストラ実施!大企業の大量リストラ】

2016年は、4月14日に熊本地震が発生し、大きな被害が出たという悲しいニュースが多くの人の記憶に焼きついているかと思います。また、東京都知事に、小池百合子氏が当選し、初の女性都知事が誕生しました。第31回夏季五輪リオデジャネイロ大会では、日本人は合計でメダルを41個獲得したことや、大隅良典教授がノーベル生理学・医学賞を受賞したことなど、日本人の世界での活躍が目立った年でもあります。

2015年は、22社もの日本の上場企業が100名以上のリストラを発表しましたが、2016年は11社へ減少いたしました。また、1000名以上のリストラを発表した企業は1社のみとなりました。しかし、その1社は誰もが日本を代表する大企業であった東芝であり、3000名以上をリストラするという悲惨な結果になりました。この東芝については巨額の不適正会計が行われ、社会からの信用を一気に失ってしまったということも、多くの人の記憶に残っていると思います。

2016年に発表された100名以上のリストラを発表した企業の一覧を大公開いたします。

2016年リストラ人数最多企業ランキング

かつて日本の高度経済成長を支えた日本を代表する企業の歴史の残る粉飾決算が明らかになり、多くのリストラが発表された2016年です。2016年に100名以上のリストラ発表した上場企業を、リストラの人数が多い企業順にランキング形式で、5社をご紹介いたします。ランキングの後には、100名以上のリストラを発表した企業の一覧を公開しています。

2016年1月1日から12月31日までの1年間に、希望退職者募集や早期退職優遇制度などの人員削減策に対して、100名以上の募集を発表した日本国内の上場企業をランキングしています。但し、2016年12月31日時点において、削減人数が確定していない企業は除く。

第5位:サニックス|391名

東証一部・福証上場企業である「株式会社サニックス(以下、サニックス)」は、2016年4月15日に公表していた希望退職者の募集に対して、391名が応募したことを公表しました。

希望退職者の募集は、サニックスに勤務する全部門の全職種に対して500名程度の募集するという大規模な人員削減策でしたが、結果は、予想を下回る391名が応募したと言います。募集人数は下回っているものの、そのほかの自己都合退職などの従業員の減少を合算すると概ね計画通りの減少となるそうです。

サニックスは、2015年6月に609名のリストラ、2015年12月に229名のリストラを行なっており、わずか1年の間に3度のリストラを行い千数百名をリストラしたことになります。

出典 希望退職者募集の結果に関するお知らせ|サニックス

第4位:ケーヒン|404名

KEIHIN

東証一部上場企業である「株式会社ケーヒン(以下、ケーヒン)」は、2015年12月14日に公表していた特別早期退職支援の募集に対して、404名が応募したことを公表しました。

特別早期退職支援の募集は、ケーヒンに勤める46歳以上の正規従業員を対象に400名程度を募集するというものでしたが、結果はほぼ想定通りの404名の応募となりました。

ケーヒンといえば本田技研工業と強い結びつきがあり、世界14カ国に展開するグローバルカンパニーですが、国内市場の縮小の波に耐えることができず、今回のリストラを敢行したようです。

出典 特別早期退職支援の募集結果に関するお知らせ|ケーヒン

第3位:日立建機|489名

東証一部上場企業である「日立建機株式会社(以下、日立建機)」は、2015年9月29日に公表していた早期退職優遇制度の特別募集に対して、489名が応募したことを明らかにしました。

早期退職優遇制度の特別募集は、日立建機及び国内の連結子会社に勤める36歳以上の社員及び定年退職後の再雇用社員を対象に募集人数を定めず募集しました。結果として、489名が応募するという非常に大規模な人員削減となりました。

日立建機といえば、建設機械業で、日本ではコマツに次ぐ2位で、世界で見てもキャタピラー、コマツに次ぐ3位であり、世界的に見ても大きなシェアをもっていますが、今回のリストラを踏み切りました。グローバルに展開しており、世界で大きなシェアを持っていても、そこで働く従業員に安定が提供されるわけではないことを多くの人が実感する大規模なリストラになりました。

出典 早期退職優遇制度の特別募集の実施結果に関するお知らせ|日立建機

第2位:田辺三菱製薬株式会社|634名

東証一部上場企業の「田辺三菱製薬株式会社(以下、田辺三菱製薬)」は、2015年10月30日に公表していた早期退職者の募集に対して、634名が応募したことを明らかにしました。田辺三菱製薬は、三菱ケミカルホールディングスの子会社です。

早期退職者の募集は、45歳以上の社員を対象に募集され、当初は特段人数を定めず募集いたしました。その結果、634名が応募するという多くの人員を削減するという大規模な人員削減策となりました。

2010年問題と言われる主要な医薬品の特許が世界で一斉に切れるという大きなターニングポイントから、日本の製薬会社は苦戦を強いられていることは否定できない事実です。また、日本の製薬会社の規模は世界の製薬会社の規模と比べても、規模が圧倒的に小さく、今後どのように世界と戦っていくかに注目が集まります。

出典 早期退職者の募集結果について|田辺三菱製薬

第1位:東芝|3449名

(画像:Bloomberg / gettyimages)

東証一部・名証一部上場企業の「株式会社東芝(以下、東芝)」は、2015年に巨額の不適正会計が発見され、歴代の3社長が辞任し、逮捕者が出てもおかしくないほど、社会的信用を失い、日本を代表する電機メーカーから杜撰な経営を長年続けた汚名高い企業へと成り下がりました。今後の経営を立て直すために、2015年末から数回に渡り早期退職等の募集を行っていましたが、合計で3449名が応募したことを明らかにしました。

応募者の内訳は、ヘルスケア部門59名、システムLSI・ディスクリート半導体事業1877名、HDD事業181名、パソコン事業401名、映像事業175名、家庭電器事業510名、コーポレート部門246名で、合計3449名だと言います。

東芝は、2017年4月入社の新卒採用も中止を発表しており、今回のリストラ以外にも大規模な配置転換などを行い、人員整理を続けています。

2016年に最も多くの社員をリストラした企業になってしまったのは、東芝でした。2015年に最もリストラをした企業はシャープで、2016年は東芝と、2社ともかつては日本の製造業のレベルの高さを世界に見せつけた日本を代表する企業でした。このような日本の一時代を支えた企業の哀れな失墜を目の当たりにして、多くの人たちが自分の身にも危険を感じたはずです。

2017年以降も日本企業のリストラはまだまだ続くように思えます。自分の身を守れるのは自分だけですし、いつ自分がリストラの対象になったも生き抜いていくための準備を今からしていくことが重要に感じます。

出典 早期退職優遇制度の実施結果について |東芝

2016年に100名以上のリストラを発表した企業を大公開

2016年にリストラを発表した企業の中から、人数の多い5社を公開いたしましたが、2016年は合計で11社の上場企業が100名以上のリストラを行いました。

その企業を一挙大公開いたします。

企業名 人数(名)
東芝 3449
田辺三菱製薬 634
日立建機 489
ケーヒン 404
サニックス 391
大日本住友製薬 295
三陽商会 249
岩崎通信機 206
サンデンホールディングス 196
デクセリアルズ 142
住友ベークライト 132

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